本日購入CD (No.1)
2004年 02月 12日
The Evening of My Best Day / Rickie Lee Jones
イヴニング・オブ・マイ・ベスト・デイ / リッキー・リー・ジョーンズ
'79年のデビュー以来、オリジナルアルバムとしては'97年の『ゴースティヘッド』以来、6年ぶりの新作。その間、カヴァーアルバムやLIVEアルバムをリリースしたり、コンサートツアー等音楽活動を続けていたリッキ-が、久々のオリジナル楽曲を作りあげた。
彼女を再び創作活動に駆り立てたのは、ブッシュ大統領の対イラク攻撃やメディアの一辺倒な報道など、今日のアメリカのあらゆる面における『在り方』そのものに対しての強い憤りからだ。
1曲目の『アグリー・マン』。
"彼は醜悪な男/いつだって醜悪な男だった/彼は嘘をつく/あなたをじっと見つめて嘘をつく/彼は成長して彼の父親みたいに醜悪な男になった/"
この曲から連想されるのは『あの男』しかない。鋭い言葉で、パワーゲームの虜になって悲惨な現実に目もくれようとはしない『あの男』の正体を暴き出す。
政治的コミットメントだけではなく、そのことをきっかけとして、この間の彼女自身の生活の中から湧き出てくる言葉を、時にはジャジーに、時にはR&Bテイストにシンプルに聴かせてくれる。決して派手ではないが、女性ならではの繊細な感性と鋭い洞察力、それらを楽曲として定着させ得る力は今だ衰えず、より一層表現力が増している。あなたはこのアルバムから、心の奥底に広がる波のようなものを感じることが出来るはずだ。
The Evening of My Best Day / Rickie Lee Jones
イヴニング・オブ・マイ・ベスト・デイ / リッキー・リー・ジョーンズ
'79年のデビュー以来、オリジナルアルバムとしては'97年の『ゴースティヘッド』以来、6年ぶりの新作。その間、カヴァーアルバムやLIVEアルバムをリリースしたり、コンサートツアー等音楽活動を続けていたリッキ-が、久々のオリジナル楽曲を作りあげた。
彼女を再び創作活動に駆り立てたのは、ブッシュ大統領の対イラク攻撃やメディアの一辺倒な報道など、今日のアメリカのあらゆる面における『在り方』そのものに対しての強い憤りからだ。
1曲目の『アグリー・マン』。
"彼は醜悪な男/いつだって醜悪な男だった/彼は嘘をつく/あなたをじっと見つめて嘘をつく/彼は成長して彼の父親みたいに醜悪な男になった/"
この曲から連想されるのは『あの男』しかない。鋭い言葉で、パワーゲームの虜になって悲惨な現実に目もくれようとはしない『あの男』の正体を暴き出す。
政治的コミットメントだけではなく、そのことをきっかけとして、この間の彼女自身の生活の中から湧き出てくる言葉を、時にはジャジーに、時にはR&Bテイストにシンプルに聴かせてくれる。決して派手ではないが、女性ならではの繊細な感性と鋭い洞察力、それらを楽曲として定着させ得る力は今だ衰えず、より一層表現力が増している。あなたはこのアルバムから、心の奥底に広がる波のようなものを感じることが出来るはずだ。
The Evening of My Best Day / Rickie Lee Jones
by weblog244
| 2004-02-12 21:16
| Music ...